輝きつづける明日へ 常陸太田市議会議員 平山晶邦(ひらやま まさくに)

令和8年3月定例議会 一般質問

  1. 学校教育環境の整備について
  2. 学校施設検討協議会の活動状況について
  3. 教育環境の整備に伴う計画やスケジュールについて

一般質問内容

◯10番(平山晶邦議員) 平山晶邦です。通告に従い一般質問を行います。

 常陸太田市の少子化は、私たちの予想を超えて進んでいる状況です。年間出生数は150人前後で推移して、これを地区別に見ていくと、地区によっては一桁前半の数の地区もあります。そうすると、劇的に今までの教育環境も様変わりをしていくと考えます。

 学校教育は、ある程度の生徒の確保が前提で成り立っている中で、今後とも持続可能な教育環境を整備するためには、教育委員会が現状を認識し、将来を予想して分析し、方向性を出していかなければならないと思います。教育委員会の力量が問われる状況が生まれています。

 学校教育環境ということの学校施設を見ますと、金砂郷地区、水府地区、里美地区の学校施設は問題ありませんが、常陸太田地区においては、太田中学校や瑞竜中学校の老朽化が進んでいます。これらの学校施設をどのように考えるのかも重要な視点です。

 そこで、少子化に伴う教育環境の整備について、以下3点の質問を行います。

 1点目は、少子化という現状を踏まえ、将来にわたる学校教育環境の整備の基本的なお考えをお伺いいたします。

 2点目は、令和7年度に学校施設検討協議会を立ち上げて検討をする旨のお話がありましたが、学校施設検討協議会の活動状況についてお伺いをいたします。

 3点目は、教育委員会が今後の教育環境の整備に伴う計画やスケジュールについてお伺いをいたします。

 以上で1回目の質問といたします。

執行部からの答弁

◯高星勝幸議長 答弁を求めます。教育長。

◯滝睦美教育長 大項目1、教育行政について、(1)少子化に伴う教育環境の整備についての3点のご質問にお答えいたします。

 1点目の少子化に伴う教育委員会の基本的な考え方についてでございますが、本市では、これまで少子化に伴う児童生徒数の減少や学校施設の老朽化の状況を踏まえた学校統廃合を進めており、学校規模の適正化に取り組んでまいりました。

 しかしながら、現在も少子化の進行は続いており、学校の小規模化は、複式学級の設置や中学校における部活動など、教育環境に様々な影響を及ぼしていることが否めない状況にございます。

 平成27年1月に文部科学省が策定した公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引には、児童生徒が集団生活の中で、一人ひとりの資質や能力を伸ばしていくためには、小中学校では一定の集団規模が確保されることが望ましいとの考えが示されております。

 また、本市におきましても、平成18年11月の第1次、平成28年3月の第2次の2回の学校施設検討協議会からの答申の中に、学校や幼稚園での教育活動においては、子どもたちが集団の中で学び生活するところに最大の特色があり、相互の関係の中で様々な経験をすることが、健全な人格を形成する上で欠かすことができない。したがって、仲間づくりや教育内容の質的な充実を図るためには、児童生徒、園児数の適正規模を確保するなど、よりよい教育環境を整えていく必要があるとの基本的な考え方が示されております。

 これらの基本的な考え方を踏まえ、直近では、令和4年度に峰山中学校区及び金砂郷中学校区において、それぞれ3つの小学校を1つに統合するなど、学校の適正規模の配置に努めてまいりましたが、急激に進行する少子化による教育環境への影響等を鑑み、さらなる学校再編の必要性が生じていると考えております。

 次に、2点目の学校施設検討協議会の活動状況についてでございますが、まず、令和7年度当初予算に学校施設検討協議会委員報償費を計上いたしましたが、本年度は開催できなかったことにつきましては、この場を借りておわび申し上げます。

 今後の学校施設検討協議会の活動でございますが、現在、教育委員会定例会及び臨時会において、今後の教育環境の整備や市立学校の在り方について、その方向性とどのように検討を進めていくかを教育委員と協議しているところでございます。

 具体的には、これまで3回の協議を行っておりますが、その内容といたしましては、本市の児童生徒数の将来的推計と学校施設の老朽化の状況などの課題を共有し、今後の常陸太田市の子どもたちにとって望ましい教育環境の在り方を念頭に、施設の維持管理、大規模修繕等の必要経費も見据えながら、学校施設検討協議会へ諮問する内容と、協議会の委員構成及び今後のスケジュール等につきまして、最終的な意見を取りまとめております。

 教育委員の協議結果を踏まえた学校施設検討協議会への諮問内容等につきましては、3月18日午後開催いたします総合教育会議におきまして決定いたしますが、議員の皆様には、同日午前に開催予定の全員協議会において、先んじてご報告をさせていただく予定でございます。

 3点目の今後の教育環境の整備に伴う計画やスケジュールについてでございますが、総合教育会議で決定した内容に沿って、令和8年度当初に学校施設検討協議会を設置し、速やかに諮問をいたします。

 なお、学校施設検討協議会につきましては、令和8年度に3回の開催を予定しており、協議会委員の方々に諮問内容である今後の教育環境の整備や市立学校の在り方等についてご検討いただき、令和8年末に答申をいただきたいと考えております。答申をいただいた後、学校施設検討協議会での答申内容を踏まえながら、教育環境の整備に関する具体的な計画を教育委員会で速やかに策定していく所存でございます。

2回目の質問

◯高星勝幸議長 平山議員。

◯10番(平山晶邦議員) 3点の質問にご答弁をいただきまして、ありがとうございました。

 2回目の質問をいたします。

 1点目の基本的な考え方についてご答弁がありました。学校再編の必要性が生じているとの考えは、市民も感じているのではないでしょうか。令和5年、6年、7年の3年間は、幼稚園・小学校・中学校を含めて学校再編が起こらなかったことは、教育行政の遅延につながっているのではないでしょうか。そのことについて教育長のご所見があれば、ご答弁をいただきたいと思います。

執行部からの答弁

◯高星勝幸議長 答弁を求めます。教育長。

◯滝睦美教育長 ご質問にお答えいたします。

 近年、学校教育を取り巻く環境は、少子化の進行はもとより、コロナ禍を契機に一気に進んだGIGAスクール構想による教育現場のICT化や教員の働き方改革などにより、学校部活動が地域に移行されるなど、著しく変化をし続けております。

 また、本市では一部の学校施設の老朽化が大きな課題であり、こちらは財政面との兼ね合いもございますので、もちろん、すぐにというわけにはいかない部分もございますが、いずれにいたしましても、私はこれらの課題解決をしっかりと取り組んで、未来の常陸太田市を支える子どもたちをより良い教育環境の中で存分に学ばせたい。そういう思いを常に持っております。どうぞよろしくお願いいたします。

まとめ

◯高星勝幸議長 平山議員。

◯10番(平山晶邦議員) 教育長さんの今後の方針と申しますか、哲学と申しますか、やはり子どもたちにとってより良い教育環境を与えていただきたいと。これは私も一緒でございますので、どうぞよろしくお願いをいたします。

 2点目の7年度に学校施設検討協議会が予算を取ったにもかかわらず、現在まで行われていない事実については、教育行政全般を預かる教育長に対しては、私は反省を促したいと思います。しかし、残された時間の中で、教育長がリーダーとなり、リーダーシップを発揮して、教育委員の方々と協議していくとのご答弁がありましたので、その推移をじっくりと見守ってまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。

 3点目の今後の教育環境の整備に伴うスケジュールについては、学校施設検討協議会を速やかに設置して、本年12月までに答申をいただくというスケジュールで行うとのご答弁がありましたので、ぜひスピード感あるスケジュールでお願いを申し上げます。

 最後に、私の要望を申し上げておきます。

 3月議会は、予算審議の議会となります。その中で、市長は施政方針を述べられ、令和8年度の予算執行に当たる所信を述べられました。教育予算の中では、中学生の修学旅行や給食の無償化、各学校に冷水器の設置など、そのスピード感ある予算措置はきっと市民の皆様からも評価されるのではないでしょうか。

 一方で、ご答弁にありましたように、教育行政の本丸である少子化に伴い、児童生徒の減少に伴う学校施設の老朽化を踏まえた学校統廃合などを進めた学校規模の適正化については、まだ方向性が見えていません。ぜひ、そのことに対しても、スピード感ある対応を執行部の皆様には強くお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

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