◯10番(平山晶邦議員) 平山晶邦です。通告に従い一般質問を行います。
藤田市政になって、3回目の定例議会を迎えました。この間、市道0139号線の整備状況の推進、東部土地区画整備地区での官民連携複合施設の建設、宮の郷工業団地や民間事業者等との災害協定の締結、高齢者の方々への帯状疱疹ワクチンの無料制度を含むワクチン接種助成の拡充など、多くの課題に向き合って事業を進めてきています。
又、昨日の一般質問のご答弁で、市内の小中学生に対する給食費の無料化についても、来年度から実施する旨のご答弁がありました。
私は、これらのスピード感ある事業推進と進捗に対して、敬意を表する次第です。そして、この間、市政懇談会等での市民との交流を深めた中で、新たな市政への課題、問題も見えてきていることだと思います。市民の暮らしやすさと、よりよい生活環境を作るため、市行政が率先して各種事業に取り組んでいただきますことを改めてお願いをして、私の一般質問に入ります。
第1の質問は、空き家対策について伺います。
空き家対策は、日本の人口減少や高齢化などにより、地方ばかりでなく、都市部においても大きな問題で、全国的に地方自治体の大きな課題となっています。
11月18日に起きた大分市の大規模火災の地域においても、空き家が多くあったために、火災の大規模化の原因の1つであったと言われます。私の身近な場面では、私の常会は12件ありましたが、そのうちの2件が空き家になってしまいました。私の常会の空き家率というものは16%です。常陸太田市全体で、この割合が大きい数字なのかは分かりませんが、空き家は今後本市において爆発的に増えていくと思います。
常陸太田市も令和6年3月の国の「空家等対策の推進に関する特別措置法」の改正に伴い、常陸太田市空家等対策計画、この冊子ですけれども、策定しました。現在その計画に基づき取り組んでいることは、承知をしておりますが、実効性が伴っているのかという視点で見ますと、課題が多いと言わざるを得ません。
空き家対策は、民法上の私有権の問題との兼ね合いもあり、その対策が難しいことは理解をしていますが、超高齢化社会を迎えている常陸太田市において、空き家対策を放置しておくことは、行政として許されないのではないでしょうか。超高齢化社会の本市が、積極的に空き家対策を進め、空き家対策の先進地として取り組んでいく、このようなことを目指してはいかがでしょうか。
そのような思いを持って、質問をいたします。
1点目は、常陸太田市の空き家の実態はどのような状況なのかをお伺いをいたします。
現在の本市の空き家総数が、どのような状況なのか。町内ごとの空き家の数字を把握しているのかという視点で、ご答弁をいただきたいと存じます。
2点目は、本市が現在行っている空き家対策の現状をお伺いをいたします。
市が行っている各種空き家対策の制度や助成金制度の実績について、ご説明いただきたいと存じます。
3点目は、今後の空き家対策の政策的対応のご所見をお伺いをいたします。
先ほど申し上げましたように、計画を作ることはもちろん重要でありますが、計画を作って終わりではないはずです。計画が実行されるような仕組みや、組織の在り方が重要であると思いますが、今後の対策に対するご所見をお伺いをいたしたいと存じます。
第2の質問は、低年齢の子どもたちが、遊びを楽しむことができる公園についてお伺いをいたします。
常陸太田市は、少子化現象対策「子育て上手 常陸太田市」のキャッチコピーの下、他の自治体に先駆けて様々な子育て施策を実施してまいりました。子育て世帯へのソフト事業は一定程度整っていると思います。その実効性も、ある程度成果が出ていると評価をしています。しかし、子育てをする環境が整っているとは、言い難い状況ではないかと思います。
低年齢の子どもたちが自由に自転車を乗ることができる場所はありますか。子どもたちが自由に安心して安全に遊べるように工夫している公園はありますか。
本市において、ソフト事業はこれからも充実して少子化を止めたいという決意はよく理解をしています。しかし、子どもたちや子育て世帯が集まって、楽しめる場所の提供については、行政として取り組む姿勢が乏しいように思います。
今、常陸太田市は、県内県北地域において東部土地区画整理事業や、日立市と結ぶ真弓トンネル市道0139号線の整備、そして、新たなアリーナの建設等で大変注目されている自治体となっています。これからも、様々な事業とシナジー効果を生んで子育て世代をキャッチアップする低年齢の子どもたちが安心して安全に、そして、全世代の人々が集える公園整備が必要だという思いを持っています。
そのことを前提として質問をいたします。
1点目は、低年齢の子どもたちが安心して安全に遊べる公園の市内での整備状況の現状について伺います。
2点目として、全ての人が一緒に安心して年齢や性別などに関わらず楽しめる、そして遊べるインクルーシブ公園が今話題となっていますが、今後インクルーシブ公園の整備等を検討できないかについてご所見をお伺いをいたします。
以上で私の1回目の質問といたします。
◯高星勝幸議長 答弁を求めます。市民生活部長。
◯富山晴美市民生活部長 空き家対策について、3点のご質問にお答えいたします。
初めに、市内における空き家の実態についてでございますが、総務省統計局が5年ごとに実施している住宅・土地統計調査の令和5年の結果では、3,370件と、前回の調査時より440件増加しており、今後も増加傾向になるものと思われます。
この調査は、町内ごとの数の公表がされておらず、数の把握ができておりませんでしたので、令和4年に空き家実態調査を行い、町内ごとの件数把握に努めているところでございますが、それぞれの地域における状況の分析までには至っておりません。
次に、空き家対策の現状についてでございますが、市では、良好な住環境の確保を目的に、適正管理が行われていない空き家等に対して、「空家等の推進に関する特別措置法」に基づく助言・指導等を実施しており、令和6年度は58件の相談に対して、24件の改善がなされております。
又、年々増加する空き家を有効活用し、定住促進による地域活性化を図ることを目的に、空き家・空き地バンク制を創設し、これまで240件の登録がなされ、そのうち182件の物件が新たな利用者と成約となり、有効活用されております。
空き家活用に係る助成金制度につきましては、空き家・空き地バンクに登録された空き家に対して、家財道具等の処分費用を最大20万円助成する「空き家家財道具等処分助成」、売買成立後のリフォーム費用を最大110万円助成する「空き家リフォーム工事費用助成」等を実施しており、それぞれ毎年15件程度の実績となっております。
最後に、今後の空き家対策の所見についてでございますが、適正管理がなされていない物件の増加や、相続放棄等による新たな空き家の発生などの課題に対し、空き家の発生の抑制、有効活用、適正管理に対する周知・啓発を行っているところですが、適正管理への改善や利活用等がされていない物件が多くありますことから、今後の空き家等対策としまして、市空き家等対策計画に基づく空き家等の発生抑制、空き家の有効活用、空き家の適正管理、特定空家等への対応と、それぞれの段階に応じて必要な情報提供の施策の推進に当たり、法的な手続を着実に実行していくための方策を検討していく必要があると考えます。
又、対策の1つとして、現在本市では、空き家対策の推進に当たり、有効活用と適正管理を促す2つ窓口を設置して施策を推進しておりますが、今後の空き家の増加が見込まれる中で、積極的に空き家対策を進めるために、総合的な相談窓口の設置等について、他自治体の例などを参考にしながら協議してまいります。
◯高星勝幸議長 次、答弁を求めます。建設部長。
◯川合学建設部長 2、公園行政について2点のご質問にお答えいたします。
初めに、低年齢の子どもたちが使える公園の整備状況についてでございます。
現在、市街地内にある都市公園69か所のうち、子育て支援にもつながる遊具は36か所に設置されてございます。この中で、山吹運動公園内のじょうづるはうすに、対象年齢3歳までの低年齢児向け遊具が2基あり、大変ご好評をいただいているところでございます。
次に、インクルーシブ公園についてでございますが、インクルーシブとは「包括的、全てを含んでいる」という意味で、障害の有無や年齢などに関わらず、多様な人々を分け隔てなく受け入れ、尊重し、ともに生きる社会や環境を目指す考えでございます。
この考えは、公園整備におきましても近年注目されており、近隣では笠間市にインクルーシブ公園として、笠間中央公園が令和3年に整備されております。
当市におきましては、インクルーシブ公園の設置事例はございませんが、今年4月にオープンしたスポーツ施設、水府スポーツ広場に、インクルーシブ遊具を2基設置するなど、多様な方々が利用できる環境づくりに取り組んでおります。
又、今月1日、東部土地区画整理事業地内に供用開始をいたしました金井近隣公園につきましては、人が多く集まるイベントでの利用も想定し、広い芝のスペースを確保しております。この機能を確保しつつ、日常的なにぎわいにつながるよう、魅力度向上について検討を行っており、その一環として、現在、第7次総合計画策定に向けた市民アンケートの中で、ご意見をお伺いしております。
今後は、公園の整備方針案を作成していくこととしておりますが、インクルーシブ遊具を導入する場合には、公園利用者の意見に加えまして、市内の保育園児等を持つ子育て世代のニーズもきめ細やかに把握してまいります。
いずれにいたしましても、市の中心的な商業エリアに立地し、将来的な可能性を秘めた金井近隣公園が、市民が集い、まちのにぎわいにつながる場となるよう、公園づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
◯高星勝幸議長 平山議員。
◯10番(平山晶邦議員) 質問に対する前向きなご答弁ありがとうございます。
2回目の質問は、改めて要望を申し上げておきたいと思います。
第1の質問、空き家対策については、1点目の空き家の実態について、常陸太田市は面積が広く、各町内が空き家問題に対して抱えている課題は、違っているのだというふうに認識をしております。
防災対策の面から見ても、家が密集している地域と山間地域では対応が違うはずです。私は、空き家数を町内ごとに把握できる仕組みを作っていく必要があると考えています。そして毎年毎年アップデートするような地域の実情や、町内ごとの空き家数を把握するシステムの構築を改めて要望をしておきます。
2点目の空き家対策の現状については理解をいたしましたが、常陸太田市空き家等の対策計画において、先ほどの冊子なんですが、そのアンケートに、市に期待する対策や支援で、一番多い回答で、約50%の方が、空き家の解体に対する支援を市に要望しています。
前段でも申し上げましたが、私有権に対する支援の難しさは理解できますが、防災・減災の立場からは、何らかの対応が必要だと感じます。ぜひ解体費用の助成についても、研究していただきたいと存じます。
3点目の、今後の空き家対策のご所見については、空き家は本市においては、間違いなく増えていく、それも勢いを増して増えていく状況が生まれると危惧いたしております。
ご答弁の中にあったように、ワンストップで相談できる総合的な相談窓口の設置をぜひ実現していただきますようお願いを申し上げます。
第2の質問の公園行政についての、1点目の低年齢の子どもたちが使える公園の整備状況については、山吹運動公園内のじょうづるはうす1か所であることは、先進的な子育て施策を実施している常陸太田市においては、寂しい限りです。低年齢の子どもたちやご家族が集える場所づくりに取り組んでいただきますよう、重ねてお願いを申し上げます。
2点目のインクルーシブ公園については、今後、利用者ニーズを細やかに把握して、整備方針案を作成し、取り組んでいく旨のご答弁でありました。それも、新たに整備された東部地区の金井近隣公園で展開していきたいとのことですので、ぜひよろしくお願いを申し上げます。ご期待しています。
それぞれの質問について前向きなご答弁をいただき、感謝を申し上げて、以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
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